雛形コレクション(雛コレ)とは
簡単に言うと、雛形の辞書です。
雛形とそれに関連する論点や手続きのフローチャートをワンセットに、ド正面から丁寧に解説されています。
また、一部の雛形については問題形式となっています。
記述対策のメインとなる教材ではありますが、択一知識についてもよく解説されているのが特徴です。
使い方① 結局、全部覚えた方が早い
雛コレには合格に必要な雛形が全て載っています。
事例形式の問題も載っていますが、結局は全雛形を覚えるつもりで取り組んだほうが早いです。
「やってない雛形が出たらどうしよう…。」
という不安を持ち続けるのは、勉強を続ける上で大きな精神コストになってしまいます。
それに、雛形と紐づいた択一知識は、かなり強固に記憶されます。
そういう意味でも、全部やったほうが結局得をします。
使い方② まずは書き写してみる
各雛形のすぐ上に、タイトルとして事例が示されています。
それを読んだ上で、まずは雛形を書き写してみてください。綺麗に書く必要はありません。
どういうことをどういう順で書くのかを把握する程度で十分です。
同じ文言が各雛形で繰り替えされますから、基本的な文言や記載事項は手が勝手に覚えてくれます。
添付情報や申請人の住所などは簡略化したり省略してしまっても構いません。(「登記識別情報」→「識」など)
使い方③ タイトルの事例から自力で書く
まずは下記をダウンロードして印刷してください。
雛形のタイトル(事例)を参考に、自力で雛形を書いてみましょう。
そして、シートの各欄に○✖︎を記入しながら、自分の弱点を把握していきます。
シートに記録するのは問題形式の雛形だけでもOKです。

問題形式の雛形のみ記録しています。「雛形」欄には、どんな事例の雛形かを特定できる程度に記録しておきましょう。
「実体判断」とは、民法などにより検討するべき事項をちゃんと検討できたかどうか、ということです。
不登の場合、雛コレではそんなに気にする必要はありません。

こちらも、問題形式の雛形のみ記録しています。「実体判断」については、商登では、雛コレでも気を使うようにしましょう。
以後これをひたすら繰り返していきます。

日付は適当に、添付情報などは適宜省略して時短!

とにかく手を動かすこと
雛形の攻略は、とにかく手を動かして書きまくること。これに尽きます。
考えなくても手が勝手に動くようになったとき、あなたの中で何かがガラリと変わります。
過去問等で本試験形式の問題を解くのはそれからでも遅くありません。
というより、むしろそれから着手したほうが、長々とした事案を整理したり、「登記すべきでない事項」を見抜いたりすることに注力することができるので、合理的です。

あとはやるのみ!1週間で70個書けば、1ヶ月で1周できます。
1個平均2分、長くても5分ぐらいを目安に、どんどん進めていきましょう!
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