分冊とは?
分厚い書籍を分野やまとまりごとにカットし、薄く・軽くすることをいいます。

たこさんは、大学入学初日のオリエンテーションで「六法は分冊しろ。」と言われたよ!それ以来分厚い書籍は分冊しまくり!
最初にすべきコストカット
当サイトの記事では、たびたびコストのお話をしてきました。
毎日勉強する上で、書籍の持ち歩きは大きなコストとなってきます。
「分厚くてバッグに入らない…。」「重くて持ち歩くのが大変…。」
そして「今日はとりあえず勉強やめておこう…。」
それを手軽に効果的に軽減できるのが、分冊です。
教材を買った瞬間に、思い切って切り分けちゃいましょう!
メリット
物理的な面で言うと、単純に携帯性が格段に上昇します。
そして、携帯性の上昇は、時間の使い方にも影響してきます。
例えば、10分の隙間時間ができたとしましょう。隙間時間で勉強しようと思った時、分厚く重い教材をどっさり広げる気になれますか?
私だったら、面倒臭くてうっかりスマホを見ることに費やしてしまうと思います。。。
分厚く重いという物理的コストや、面倒臭いという精神的コストが、隙間時間の有効活用を妨げてしまいます。
携帯性が上昇することによって、この隙間時間を有効活用することが容易になってきます。
さらに、1000ページを超えるような教材を見ると、気負けしてしまう場合がありますよね。
特に、勉強が苦手・嫌いといった方にとっては、「こんなにやらないといけないのか…。」とげんなりしたり、挫折する要員になったりします。
こういった精神的コストも、分冊で意外と簡単に解消できたりします。
少なくとも、目の前にある教材は200ページそこらのサイズ感になるわけですから、これなら気負けすることなく勉強を開始できます。
メリットまとめ
- 「分厚い・重い」から「薄い・軽い」へ物理的コストカット!
- 携帯性の向上により、隙間時間の有効活用が容易になる!
- 「面倒臭い」「気負けする」などの精神的コストカット!
デメリット
一冊にまとまっているものよりも、耐久性はいくらか落ちます。
ただ、低下を最低限に止める加工は可能ですし、分冊したほうがファイリング等により丁寧に管理できるため、使用に支障がある程の影響が出るとは考えられません。
結論から言うと、実質的なデメリットは全くないと言ってよいでしょう。
分冊は簡単にできる!
使う道具はたったの2つ!
ずばり、カッターと製本テープです。
カッターは1本良いのがあれば長く安全に使えるので、しっかりしたものを購入されることをオススメします!
製本テープは量も質もこれで十分でしょう!
マスキングテープは構造的に難易度が高い(後述)ので、製本テープが無難です。
手順① カッターを入れる
早速カッターを入れていきます。
「紙より深く、背表紙より浅く」
この一点だけ注意してください!
どういうことかというと…
大体の書籍は、画像のような構造となっています。ページの隙間から刃を入れていきますが、深さによって次のように手応えが変化していきます。
①紙を切っている感覚…ザリザリッとかザザザッといった手応え。
②ゴムを切っているような感覚…摩擦感はなく、滑らかな手応え。ここを切っていくと、ページがパカッと綺麗に開けるようになる。
③紙を切っている感覚…ここまで来てしまうとアウト!切っているのは背表紙です!
要するに、ゴムのような層まで切り進め、背表紙は切らない、ということです。
ちょうどここまで切り進めると、ページが綺麗にパックリ開けます。
コツは、音と手応えを頼りにすることです。
慣れないうちは力加減を中弱ぐらいにして、何度も刃を往復させながら感覚を確かめましょう。
カッターまとめ
- ゴムのような層を切る。背表紙は切らない。
- 音や手応えを頼りに、今どの層を切っているのかを確認しながら進める。
- 力加減は中弱〜中ぐらい。
手順② 背表紙から引っ剥がす
分冊したい部分の両サイドを手順①に沿って切り込んだら、あとはその部分を背表紙から剥がします。
ここはまあまあ力技になりますが、背表紙ギリギリまで切り込めていれば簡単に剥がれます。
剥がれた部分の面はバサバサになっていてもOKです。
手順③ 製本テープを貼る
あとは、バサバサになった背面を隠しつつ、最初と最後のページが分離してしまわないよう、製本テープを貼ります。
製本テープであれば、貼りつけ時に多少空気が入っても綺麗に逃してくれるので、仕上がりもばっちりです。
マスキングテープではそういった構造になっていないので、空気が入ると綺麗になりません。製本テープを用意したほうが無難でしょう。
分冊のススメ
いかがだったでしょうか。
難関で教材の分量も多いものであればあるほど、いろいろな面でのコストカットが要求されます。
いろいろなコストカット術がある中でも、どんな場合にも応用でき、なおかつ効果の高い分冊をまずはマスターしましょう。
あなたの勉強生活がグッと楽になるはずですよ。
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