本当にこれだけで合格できます
宅建士の受験相談を度々受けることがありますが、まず大体共通しているのが、
いろいろやり過ぎ!
ということです。
テキストと過去問の他に、一問一答集や市販の予想模試、予備校の答練・模試…。
そんなに手を出したら、消化不良で受かるものも受かりません。
合格するのに本当に必要な教材はたった2つです。
それは、LECの『出る順 合格テキスト』と『出る順 過去問題集』だけです。
『出る順 合格テキスト』
さすが大手予備校の教材です。
合格に十分な記述があり、内容も浅過ぎず深入りし過ぎず、まさに合格点を取ることに重きを置いているといった印象です。
ただ、このテキストが他の書籍と比べて突出して良いかというと、そういうわけではありません。
すでに使い慣れているものがあるようなら、買い替える必要まではないかもしれません。
『出る順 過去問題集』
他の書籍と比べて突出して良いのはむしろこちらです。
宅建試験で重要なのは、テキストよりも圧っっっっっ倒的に過去問です。
そして、この『出る順 過去問題集』は合格のために必要となる情報が完璧に収められています。
その合格に必要な情報とは、
- 正解率
- 各肢の重要度
- 各論点の過去の出題年度及び頻度(出題傾向)
です。以下どのように役立てればよいか説明します。
→解く際のラインマーカーの引き方はこちらを参照ください。
正解率
正解率が50%以上のものを優先して解き込むようにしてください。おそらくこれだけで合格点に到達するはずです。
50%未満のものに関しては、50%以上のものが完璧になってから手をつければOKですし、短期で臨む方は全くノータッチでも構いません。
なお、「合格者正解率」と「不合格者正解率」と「受験者正解率(平均)」の3つが記載されていますが、参考にするのは「受験者正解率」です。

この問題の受験者正解率は66%なので、解けるようにしましょう。

みんなが解けるような問題を取りこぼさないようにすれば、余裕を持って合格できるよ!
各肢の重要度
そもそも「出る順」を謳っているため、重要な問題が多いのですが、肢単位で見ると重要度の高いものとそうでないものが含まれています。
いうまでもなく、重要度の高いものに的を絞って学習することが大切です。


重要な肢には「☆」がついているので、これに的を絞って学習していきましょう。テキストで熟読したり、条文を引いたりして丁寧に学習してください。
ノーマークのものもさらっと確認はして欲しいですが、深入りはしないようにしましょう。
重要肢については、今後も角度を変えながら繰り返し出題される可能性が高いので、しっかり理解を伴った知識として定着させておく必要があります。
出題傾向
どの論点が過去どの程度出題されているか、つまり出題傾向を把握することも超重要です。
ほとんど毎年出題されている論点と、過去10年で1度しか出題されていない論点、いうまでもなく前者を優先的に攻略するべきですよね。
特に学習期間が1〜3ヶ月程度の、いわゆる短期決戦で臨む場合、全分野の問題を解いている時間的余裕はありません。
重要な分野ですら完璧でない状態で、そうでない分野に時間を割くことは、費用対効果が悪いです。
3ヶ月未満の短期で臨む方は、出題傾向を参考に、分野によっては「捨て」ることも検討してみてください。




たこさんは1月半の短期決戦で臨んだよ!
このページのやり方で、一発合格42点!十分だよね!
「税・その他」の科目は全くノータッチの分野が半分ぐらいあったけど、そのぶん他の重要な分野を頑張ったよ!
まとめ
- 教材は『出る順 合格テキスト』と『出る順 過去問題集』の2つだけ
- 受験者正解率50%以上の問題だけを解き込む
- 短期で臨む場合、非重要分野の一部は「捨て」てもよい




やるべきことをちゃんとやれば、きっと合格できるよ!
そのためにも、まずは「やるべきこと」をはっきりさせよう!
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